■「酒造り唄」伝承に注力
うまい地酒で盃(さかづき)かわし デカンショ唄(うと)うてまちづくり-。丹波篠山市発祥の民謡「デカンショ節」の新しい歌詞の公募コンテストで、大賞を受けた作品の一つだ。丹波篠山で地酒といえば? 老舗「鳳鳴(ほうめい)酒造」の「鳳鳴」は、その代表格といえるだろう。
JR篠山口駅に近い、同社の「味間蔵」(同市大沢)ではいま、蔵人が新酒の仕込みに大忙しだ。山田錦や五百万石などの酒米を洗い、水に漬け、蒸す。蒸し米から「麹(こうじ)」を造り、さらに麹と水、酵母、蒸し米を混ぜて、酒のもととなる「酒母」を造る。「もろみ」は、3回に分けて仕込む「3段仕込み」で発酵させる。
























