兵庫県香美町立ジオパークと海の文化館(香住区境)で冷凍保存されているダイオウイカを巡り、「乾燥標本」としてするめに加工する構想が持ち上がっている。ただ、クラゲのように水分の多い巨体を乾燥させるのは生半可ではなさそうで、資金調達が高いハードルになりそうだ。(長谷部崇)
このダイオウイカは1月12日、香住高校の生徒たちが学校近くの浅瀬で見つけた。触腕(しょくわん)(ほかの腕より長い2本の腕)を含めた全長は6・4メートル。衰弱しており、水揚げ後に死んでしまったが、触腕まできれいにそろった個体が漂着するのは珍しく、大型冷凍庫のある同館が引き取った。
解凍したダイオウイカを同28日に一般公開すると、大雪にもかかわらず、413人もの見物客が訪れた。その後は再び冷凍されているが、同館は魚類や甲殻類の珍しい剥製標本を多数所蔵・展示しており、西田昭夫館長(69)はこのダイオウイカも標本にして公開したいと考えている。
軟体動物の展示方法としては、ホルマリン漬けの「液浸標本」があるが、巨大なケースや専用の設備が必要となるため、費用や維持管理の面で難しいという。
別の方法として、乾燥標本がある。同館には水産加工体験用の乾燥室(幅4メートル、奥行き2メートル、高さ2メートル)があり、イカの一夜干しなども作っている。ダイオウイカの体を二つに折りたためば、乾燥室にもなんとか入りそうで、するめを作ることも不可能ではなさそうだ。ただ、ダイオウイカの体は水分が多く、約10年前にするめを作った北陸の水産加工会社は加工に1カ月を要したという。最近は電気代が高騰しており、大きな標本箱も必要になるため、資金が課題だ。
同館は小学校の自然教室などで水産加工体験を受け入れており、春から秋まで乾燥室を使う頻度が増えるため、ダイオウイカを乾燥室に入れるタイミングは冬場が望ましいという。乾燥前に内臓を取り出す必要があり、とりあえず11月下旬に島根大の広橋教貴教授らを招いた解剖を公開する予定だ。
西田館長は「香住で水揚げされた貴重な個体。香住高校や町とも相談しながら、標本化の道を模索したい」と話している。

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