戦時中の旧制豊岡中学校(現豊岡高校)で、学校の勧めにより学年全員が海軍飛行予科練習生(予科練)に志願した出来事をモチーフにした演劇「新しい涙」が3、4日、兵庫県豊岡市大手町の豊岡市民プラザで上演される。戯曲賞の受賞作家が豊岡の歴史や人物などを題材に書き下ろした脚本を、プロと市民が共演する「地域密着型演劇プロジェクト」の第2弾。敗戦後に帰還した学生たちが、民主化へ急転換した社会で矛盾にほんろうされるさまが描かれている。(石川 翠)
市民参加型の演劇づくりに取り組んできた豊岡市民プラザを運営するNPO法人プラッツが、関西を中心に活動する劇作家の登竜門「OMS戯曲賞」の受賞者を招き、地域を調べて自由に新作を書き下ろしてもらう企画を昨年から始めた。第1弾は、同市但東町出身の教育者東井義雄さんをテーマにした作品だった。
今回は、京都の劇団「ニットキャップシアター」代表のごまのはえさんが脚本を執筆した。養父市出身の作家山田風太郎さんを調べる中で、山田さんが旧制豊岡中を卒業した5年ほど後に、全生徒が予科練に志願する出来事があったことを知り、テーマに選んだという。
作品の舞台は、戦況が悪化していた1943(昭和18)年の地域随一の進学校。軍国教育の延長で予科練への志願を勧められ、ある学年の全生徒約200人がそれに応じて、57人が実際に入営したという事実を題材にした。特攻要員として死と隣り合わせの状況で訓練を受け、終戦後に生還を果たしたものの、学校の教育方針が急転換し、地域からも「予科練崩れ」などと疎まれたという。
戦後発行された同窓会誌には関連の記述が散見され、ごまのはえさんは「彼らが負った傷の深さがうかがい知れる。山田さんの作品に通底する虚無感や、やけっぱちな感じ、死への衝動などの心情に通じるところがあるように思う」とする。
演出は、市民演劇事業に当初から関わっている劇団「南河内万歳一座」座長の内藤裕敬さんで、大学生や会社員など14人の市民と俳優5人が出演する。内藤さんは「矛盾を抱えるさまは、コロナ禍で自粛を強要されて常識が変化する現在に通じる」といい、「重いテーマではあるが、悲惨さを強調したり教訓めいたりしておらず、客観的に見てさまざまな受け止め方をしてもらえると思う」と話す。
チケットは前売り2千円(大学生千円、高校生以下無料)で、当日は200円増し。窓口やウェブ、電話、メールで予約する。豊岡市民プラザTEL0796・24・3000

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