秋季兵庫県大会準決勝で神戸国際大付を下し、タッチを交わす阪下(左)、桒原の東洋大姫路バッテリー=2024年9月、明石トーカロ球場
秋季兵庫県大会準決勝で神戸国際大付を下し、タッチを交わす阪下(左)、桒原の東洋大姫路バッテリー=2024年9月、明石トーカロ球場

 「最高のプレーだったなと思います」。東洋大姫路の右腕、阪下漣がバッテリーの成長の証しとして、うれしそうに振り返る1球がある。昨年9月、秋季兵庫県大会準決勝の神戸国際大付戦。九回裏2死二塁のサヨナラ負けのピンチに、左打者の胸元をかすめる直球で一邪飛に打ち取った。