選抜大会に向け気勢を上げる報徳ナイン=西宮市の同校(撮影・吉田敦史)
選抜大会に向け気勢を上げる報徳ナイン=西宮市の同校(撮影・吉田敦史)

 新チーム発足当初にあった打線の好調さが陰り、昨秋の近畿大会を8強で終えた報徳。準々決勝で対戦し、3-4で屈した大阪桐蔭には、一昨年の近畿大会決勝でも1点差で敗れていた。同じ惜敗のように見えるが、監督の大角健二は「今回は桐蔭の前に自分たちに負けていた」。練習態度、試合での振る舞い、相手に向かう姿勢-。打力うんぬんより「勝ちたい気持ちが見えない」。再起の冬が始まった。