ごきぶりホイホイにアースノーマット、モンダミン…。虫ケア用品や洗口液で知られるアース製薬(東京)は今月26日、会社設立100周年を迎える。1892(明治25)年に大阪・難波で創業後、1910年に赤穂市坂越に工場を建設。25年に炭酸マグネシウムを製造する会社を赤穂に設立した。大塚グループの資本参加を受け、東京に本社が移った後も、主力工場や研究所は赤穂にある。同社初の生え抜き社長として、42歳の若さで抜てきされた川端克宜氏(53)はくしくも赤穂の生まれで、神戸、明石で育った。社長就任から11年。海外展開に企業買収、組織改革と次々と手を打つ。