神戸新聞NEXT
神戸新聞NEXT

 おそろいのTシャツに飲み会の費用、ゴルフクラブ…。海上自衛隊の潜水艦修理契約に絡む裏金問題で、川崎重工業(神戸市中央区)が乗組員らに提供していた金品の数々が明らかになった。川重側は遅くとも約40年前から架空取引を繰り返し、乗組員の要望リストに応える形で提供。一部の社員は自身も私物を裏金で入手していた。同じ神戸が拠点の三菱重工業は20年前にこうした物品提供をやめたとされ、川重側の「甘さ」が浮き彫りになった。