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 食品商社の石光商事(神戸市灘区)は20日、不正アクセスを受け同社と国内のグループ会社の一部システムで障害が発生した、と発表した。

 同社によると、一部サーバーが身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」に感染し、サーバー内の各種ファイルが暗号化され、アクセスできなくなっているという。被害は18日に確認した。

 現在、一部商品の出荷に遅れはあるものの、取引停止には至っていないという。情報流出の有無など被害の全容把握と復旧を急ぐとしている。

 サイバー攻撃によるとみられるランサムウエア被害は、物流サービスの関通(尼崎市)も今月13日に発表している。(西井由比子)