仕上げの粉をまとい、完成した軟式野球ボール=明石市魚住町西岡、内外ゴム本社工場(撮影・大田将之)
仕上げの粉をまとい、完成した軟式野球ボール=明石市魚住町西岡、内外ゴム本社工場(撮影・大田将之)

■内外ゴム(明石市)

 軟式野球ボールやソフトボール、バッティングセンター用のボール。ゴム製品の老舗メーカー、明石市の内外ゴムの本社工場では、おなじみのボールがたくさんつくられている。軟式野球用は1947年に製造を開始。以来、実に80年近い歴史がある。

 軟式野球ボールの工程を見せてもらった。ボールは真っ白いゴムでできたシンプルな構造と思いきや、その内側に黒いスーパーボールのような球が潜み、2層構造になっているという。この構造の中に、耐久性を保ったり、規定の弾み方をしたりするような、さまざまな工夫が凝らされている。