国際化を控えた神戸空港で、屋上に立つ関西エアポートの山谷佳之社長=神戸市中央区(撮影・斎藤雅志)
国際化を控えた神戸空港で、屋上に立つ関西エアポートの山谷佳之社長=神戸市中央区(撮影・斎藤雅志)

 2016年4月に関西、大阪(伊丹)の両空港の運営を始めた関西エアポート(大阪府泉佐野市)。その関空を18年9月、台風21号が直撃する。社長の山谷佳之氏(67)は東京にいた。

 新関西国際空港会社や関西経済連合会のトップと国へ要望活動をするため、前日に東京入りしていました。台風も、あそこまで強風が吹き荒れる予報ではなく、甘く判断してしまった。慌てましたね。

 浸水など被害状況がリアルタイムで入り、旅客の皆さんがけがをすることのないようターミナルから外に出すなよ、と指示しました。そこへ、タンカーが連絡橋にぶつかった映像。衝撃的でした。