囲碁の第５１期天元戦（神戸新聞社主催）の挑戦者決定戦が２２日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、午後４時４５分、白番の志田達哉八段（３４）が芝野虎丸十段（２５）に１６８手で中押し勝ちし、一力遼天元（２８）＝棋聖、名人、本因坊＝への挑戦権を獲得した。志田八段にとっては、天元を含めた七大タイトル初挑戦になる。
志田八段は１９９０年生まれ、福井県出身。２００６年に入段（プロ入り）。１８年にＮＨＫ杯準優勝、２３年にＳＧＷ杯中庸戦優勝などの実績がある。
天元戦５番勝負は１０月４日に浜松市で開幕し、全国を転戦する。第２局以降の日程は次の通り。
▽第２局＝１０月２１日、札幌市▽第３局＝１１月９日、佐賀県唐津市▽第４局＝同月１９日、洲本市（ホテルニューアワジ）▽第５局＝１２月１０日、徳島市
