「淡路うず助」の原画を持つ松島聡さん=南あわじ市福良丙
「淡路うず助」の原画を持つ松島聡さん=南あわじ市福良丙

 鳴門海峡を望む岬の先端にある観光施設「道の駅うずしお」(南あわじ市福良丙)が19日、リニューアルオープンする。渦潮や大鳴門橋の絶景と、淡路島産の食材を使った料理などが楽しめる。(劉 楓音)

 同施設は、1970年に「鳴門みさき荘」として建設された。明石海峡大橋が開通した98年に道の駅に認定され、観光客の人気を集めていたが、建物が老朽化。市は、地元の自然や農産物の魅力を発信する地域活性化拠点にと、建て替えを決めた。

 新施設は、渦潮をイメージした円形のデザインで、公式キャラクターの「うず坊」がお出迎え。1階のショップでは、特産のタマネギを使った商品やご当地スイーツなど、約千種類の土産物を取りそろえる。

 2階の展望レストランでは、海の幸や淡路牛などを使った料理を提供。屋上からは、鳴門海峡や大鳴門橋の架かる景色が眼前に広がり、360度のパノラマを一望できる。

 1階に設置された幅6メートル、高さ1・5メートルのデジタルサイネージ(電子掲示板)も見どころで、市内の観光スポットを約17分間にわたって紹介。アイドルグループ「timelesz(タイムレス)」のメンバー、松島聡さん(27)が考案したキャラクター「淡路うず助」も、動画に登場する。

 16日にあったサイネージのお披露目式には、松島さんも登壇。「淡路島と世界をつなげてくれるキャラクターになればうれしい」と笑顔であいさつし、原画を守本憲弘・南あわじ市長に贈呈した。原画は、観光施設「淡路ファームパーク・イングランドの丘」(同市八木養宜上)に飾られるという。

 施設の指定管理者「うずのくに南あわじ」の宮地勇次社長(40)は「うずうず、わくわくしてもらえる日本一の道の駅を目指す」と話した。

 木曜定休で、午前9時~午後5時。道の駅うずしおTEL0799・52・1157