■姫路西10-0西宮北(6回コールド) 姫路西が、5年ぶりの4回戦進出で波に乗る西宮北を投打で圧倒し、16強入りを決めた。 一回から打線がつながった。先頭の渡辺が中越え二塁打で出塁すると、続く藤林の内野安打で無死一、三塁。3番隅の左中間二塁打で鮮やかに先制し、佐野の犠飛や島谷のスクイズで計3点を奪った。 3回戦で2失点完投した相手エースに対し、「球に打ち負けないよう、選手に指示した」と萩原監督。好球を逃さず12安打と畳みかけ、三、六回にも3点を加えるなど2桁得点した。 打線に火をつけた渡辺は、投げても「張り切りすぎず、緩すぎず」とテンポの良さが光り、被安打1、7奪三振で5回を無失点に抑えた。エースの役目を果たした3年生は「ストレートの制球が甘かった。もっと厳しい球を投げる」と反省を忘れず、5回戦に向け「さらに強いチームが出てくる。一球一球に集中し、あくまでも平常心で挑みたい」と意気込んだ。(真鍋 愛)【兵庫大会特集ページ】試合速報や勝ち上がり表、写真集