今回で私の随想も最後の頁(ページ)となりました。
春は結婚式のシーズン。披露宴の司会をした2千組余りの中から、心に残った披露宴を記したいと思う。今のように簡素化されていない時代、仲人がいて、その挨拶に始まり、友人代表、親族代表の挨拶もあった。文金高島田からウエディングドレスに色直し、色直しに時間のかかることが常だった。披露宴の締めくくりは、新婦の手紙、両親への花束贈呈とつづくのであるが、今にすれば楽しい思い出の1項かもしれない。
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