今日は気楽な話を一つ。日本人が外国人に対して持つ負の印象には「いい加減」というのが多い。私には外国の古き良き時代のそれで助かった経験がいろいろある。
1972年生まれて初めて海外旅行をした。ロンドンの安ホテルに到着するとすぐ、腹ごなしにとルームサービスでチーズサンドを頼んだ。運ばれてきたのをみるとチーズに青いカビがあるではないか。フロントに「腐っている。取り換えてくれ」と電話した。しばらくすると替わりが。だが、それにも青かび。怒り心頭「まただ。取り換えろ!」。3回目でやっとわかった。これは話に聞いたブルーチーズというものらしい。なんと心の広いホテル従業員だったか。
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