だれもがかかりうる子宮頸(けい)がんという病気を予防するためのHPVワクチンは小6~高1女子(2024年度までは特例で1997~2005年度生まれの女性も対象)は無料で接種できますが、未(いま)だに接種を躊躇(ちゅうちょ)している人は少なくありません。
なぜでしょうか。2013年4月に定期接種化した前後に接種後の諸症状がメディアで大きく報じられました。その後、世界中からHPVワクチンの安全性を確認するデータが報告されましたが、厚労省は「国民の理解がまだ追いついていない」と積極的勧奨は長らく再開されませんでした。
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