ヤマモトマサアキ・画
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  第二章 似た者同士(五十一)

 信長に対する評価は、粗野で純粋で短気で、人に対しては常にごうまんに振舞い、相手の落ち度に対しても一切の容赦がなく、平時の寛容さもじんもないというものだった。