ヤマモトマサアキ・画
ヤマモトマサアキ・画

  第一章 のぼせ者(八十六)

 弾正は、果心の忠告をさらに一歩進めた。注視するだけでなく、この時より織田家と信長のことを、数か月かけて入念に調べ上げた。