映画「一月の声に歓びを刻め」の一場面(C) bouquet garni films
 映画「一月の声に歓びを刻め」の一場面(C) bouquet garni films

 映画「幼な子われらに生まれ」などで高い評価を得てきた三島有紀子監督は、理不尽に直面しながらも生き抜く人間の姿を追究してきた。2月公開の最新作「一月の声に歓びを刻め」(前田敦子主演)は、自らの子ども時代に降りかかったある事件をモチーフにした。「性暴力と心の傷、そして罪の意識」をテーマに、生きようと歩み続ける人々の姿を追う。自らの傷を再び開きかねないパーソナルな出来事に向き合い、映画にした三島監督に思いを聞いた。