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<工場探検>(7)ごきぶりホイホイ ドラム缶も持ち上げる粘着力

2023.12.24
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150度以上の高温のまま塗工機に注ぎ込まれる「ごきぶりホイホイ」の粘着剤=いずれも赤穂市坂越、アース製薬坂越工場(撮影・斎藤雅志)

150度以上の高温のまま塗工機に注ぎ込まれる「ごきぶりホイホイ」の粘着剤=いずれも赤穂市坂越、アース製薬坂越工場(撮影・斎藤雅志)

■アース製薬坂越工場(赤穂市)

 家の中に突然現れ、私たちを恐怖に陥れる害虫、ゴキブリ。50年前、一度捕まえたら逃すことなく、姿も見ずに捨てられる画期的な商品が生まれた。「ごきぶりホイホイ」。ハウスの形をした紙箱にゴキブリをおびきよせ、粘着剤で捕まえる。半世紀を経て、いまや国内シェア9割。このヒット商品を製造するのがアース製薬(東京)の主力生産拠点、坂越工場(赤穂市)だ。

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