地産地消くらぶ
<111>丹波篠山市場市場長 井関利昭さん(64)丹波篠山市
早朝、生産者が軽トラックで作物を運んでくる。兵庫県丹波篠山市郡家の「丹波篠山市場」。新タマネギやホウレンソウ、サンショウ、ワラビなど旬の野菜や山菜が売り場台に並ぶ。現場を仕切る市場長の井関利昭さん(64)は「来るもの拒まず。少量でも受け入れている」と笑う。
同名の一般社団法人が運営。競り落とすのは、地元の飲食店や食料品店の店主ら。ある農家が初めて作ったキュウリを1本だけ持ち込んだこともある。競りで売れると、農家は生産量を増やしていったという。
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