地産地消くらぶ
<110>旧網干銀行湊倶楽部 鵜鷹絢さん(29)姫路市
風格あるレトロな洋館の扉を開けると、店内には落ち着いた雰囲気が漂う。1922(大正11)年、地元銀行の拠点として建てられ、兵庫県姫路市の都市景観重要建築物にも指定されているレストラン「旧網干銀行 湊倶楽部」(同市網干区)。ここで、シェフを務めるのが鵜鷹絢(けん)さん(29)だ。
洋装店を最後に使われなくなり、売りに出ていた建物を4年前、事業家の父親が購入。鵜鷹さんに「食を楽しむ場として活用したい」と声をかけた。当時、東京でパン職人の修業をしていたが、それからレストランに勤めて料理も学んだ。
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