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地産地消くらぶ

<102>ゆめの樹野上野 社長・尾松賢作さん(68) 専務・柳川拓三さん(67)

2021.10.12
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「ゆめの樹野上野」の食堂の前で、育てたシャインマスカットと丹波栗を手にする尾松賢作社長(左)と柳川拓三専務=丹波市春日町野上野

「ゆめの樹野上野」の食堂の前で、育てたシャインマスカットと丹波栗を手にする尾松賢作社長(左)と柳川拓三専務=丹波市春日町野上野

 新型コロナウイルスの感染拡大で激減する旅行客。地元特産の「丹波栗」を生かしたまちづくりを続ける兵庫県丹波市春日町の野上野(のこの)地区も大きな打撃を受けた。

 2015年、住民ぐるみの地域活性化を目指し、全国でも珍しい自治会100%出資の株式会社「ゆめの樹(き)野上野」を設立。16年には国の交付金も活用し、食堂「ゆめの樹」(72席)を開業した。木造平屋の約300平方メートルで、大きなかまど2基を備える。通年で営業するが、9月中旬から11月末には地区内約2ヘクタールの栗園で取れた丹波栗をふんだんに使った料理を出す。

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