地産地消くらぶ
<102>ゆめの樹野上野 社長・尾松賢作さん(68) 専務・柳川拓三さん(67)
新型コロナウイルスの感染拡大で激減する旅行客。地元特産の「丹波栗」を生かしたまちづくりを続ける兵庫県丹波市春日町の野上野(のこの)地区も大きな打撃を受けた。
2015年、住民ぐるみの地域活性化を目指し、全国でも珍しい自治会100%出資の株式会社「ゆめの樹(き)野上野」を設立。16年には国の交付金も活用し、食堂「ゆめの樹」(72席)を開業した。木造平屋の約300平方メートルで、大きなかまど2基を備える。通年で営業するが、9月中旬から11月末には地区内約2ヘクタールの栗園で取れた丹波栗をふんだんに使った料理を出す。
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