地産地消くらぶ
<94>みきヴェルデ 堀内丈寧さん(38)三木市
工房を兼ねた事務所隣の畑で、約10種類のハーブを育てる。主力は、レモンのような爽やかな香りが特長のレモングラス。周囲は酒米「山田錦」の田が広がる。「やるなら同じイネ科を育てようと始まったそうです」。食品スーパーから転職し、2年目の堀内丈寧(ともただ)さん(38)が教えてくれた。
2011年、兵庫県三木市が募ったハーブの生産・加工グループとして始まった。集まった主婦ら約30人と地元農家らが、休耕田で無農薬栽培をスタート。市が整備した工房で、ハーブティーやスイーツに加工し、市内のスーパーや道の駅などで販売してきた。口づてで会員が約70人に増えた15年、「みきヴェルデ」として株式会社化した。
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