地産地消くらぶ
<27>オクノ代表取締役 奥野克哉さん(50)加古川市
箸でつついても割れにくいしっかりとした黄身と、甘みと粘りがある白身。地元米たっぷりの飼料で育った「オクノのたまご」は、ホテルのレストランから個人まで約100の顧客に供給されている。
60年以上続く養鶏農家の3代目。大規模化が進む養鶏業界にあって、地元米中心の自家配合飼料によるブランド化の経営を進めてきた。米を本格的に使い始めたのは2009年。「輸入トウモロコシの高騰でほかの原料を探していたことと、加古川の地卵として地元原料にこだわりたいという思いがあった」と振り返る。
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