かつての夢をかなえ、未来のアスリートも発掘-。4月にユニバー記念競技場(神戸市須磨区)で開催された兵庫リレーカーニバル(兵庫陸上競技協会、神戸新聞社など主催)は、男女のグランプリ(GP)種目や小中高生らのリレー種目など計44種目の決勝が行われ、計10種目で大会新記録が誕生した。国際大会の代表を狙うアスリートたちがトップレベルのパフォーマンスを披露する一方、性別や年齢を問わない非公認3種目も実施され、市民ランナーや子どもたちが憧れの競技場で汗を流した。(千葉翔大、浮田志保)
■緊張の子どもたち
緊張の面持ちでトラックに立ったのは、「アシックスチャレンジ・キッズ50メートルタイムトライアル」に出場した小学1~4年の児童たち。小学生個人の正式種目は公認記録が上位の選手に出場が限定されるが、こちらは先着順なので6歳から出場できる。