神経内分泌腫瘍と診断された際に医師から受け取った紙を手に治療を振り返る女性=洲本市内
神経内分泌腫瘍と診断された際に医師から受け取った紙を手に治療を振り返る女性=洲本市内

■女性(70)=洲本市=

 2020年8月のある夜、自宅のトイレで排便中に急な腹痛に襲われました。食中毒かと思ったのですが、そのうちに血の気が引いて目の前が真っ暗になり、トイレから30~40分間出ることができなくなりました。翌朝、近所のクリニックに駆け込み、大腸カメラで検査を受けたところ、医師に「大腸がんかな」と言われ、兵庫県立がんセンターを紹介されました。