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再選を確実にし、支援者から花束を受け取る越田謙治郞氏=川西市小戸1(撮影・斎藤雅志)
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再選を確実にし、支援者から花束を受け取る越田謙治郞氏=川西市小戸1(撮影・斎藤雅志)
再選を確実にし、支援者らと万歳する越田謙治郎氏。伊丹市の藤原保幸市長(左)らも祝福に駆け付けた=川西市小戸1(撮影・斎藤雅志)
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再選を確実にし、支援者らと万歳する越田謙治郎氏。伊丹市の藤原保幸市長(左)らも祝福に駆け付けた=川西市小戸1(撮影・斎藤雅志)

 16万都市のかじ取りは再び、45歳のリーダーに託された。16日に投開票された兵庫県川西市長選は、改革の継続を訴えた現職の越田謙治郎氏(45)が、元川西市議で新人の山下隆志氏(40)を約1万8千票差で破って再選を果たした。行財政改革を進めつつ、ニュータウンの再生や、病院再編後の課題として残る北部の医療体制のあり方にどう向き合うか、2期目の手腕が問われる。

 午後8時半、当選確実の一報を聞いて川西能勢口駅近くの広場に現れると、支援者や周辺市町の首長らに出迎えられ、拍手に包まれた。越田氏は「応援してくれた多くの方にお礼を言いたい」と感謝を述べた。

 2002年の市議選に全国最年少で初当選して市議を2期務めた。その後県議に転身し、2期目途中の18年、市長選に立候補。前市長の後継候補を破って初当選した。45歳の若さながら今年は政治家として20年を迎える。

 立候補を表明したのは半年前の3月だった。「かわにし新時代」をキャッチフレーズに1期目で行財政改革を軌道に乗せたのをはじめ、マニフェストに掲げた44項目の約8割を前に進めたと実績を強調した。

 しかし、北部にあった市立川西病院を市立総合医療センターとして9月に市街地へ移転させると、北部を中心に医療体制への不安も漏れるなど、新たな課題が浮上。24年度までに将来の指針となる総合計画もまとめなければならない。

 選挙戦ではニュータウンや駅前で演説を重ね、高齢者や子育て世代から期待、そして不満の声も聞いた。

 真価が問われる2期目に向け、越田氏は「多様な地域性や意見があることをしっかりと受け止めて、市民の声に耳を傾け、さらなる改革を進めていきたい」と決意を述べた。(久保田麻依子)

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