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西宮市役所=西宮市六湛寺町
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西宮市役所=西宮市六湛寺町

 27日投開票の兵庫県西宮市長選が告示された。増加を続けてきた人口が横ばいになり、財政の硬直化や、新型コロナの影響など課題が多様化する中、新たな都市像をどう描くかが争点。政党も火花を散らす三つどもえの論戦が始まった。

 石井登志郎氏は午前、選挙事務所近くで「市政継続か否か。この1点が争点だ」と第一声。維新を念頭に「市長の力は西宮市民のもの。外にいる人たちがコントロールするものではない」と険しい表情で語った。

 出陣式には、洋菓子ツマガリなど地元企業のトップら後援会員のほか、自主支援する自民や立民、国民の議員も参加。自民の山田賢司衆院議員は「超党派で支える。託してほしい」と気勢を上げた。阪急西宮ガーデンズ前では、盟友の泉房穂明石市長が来援した。

 吉岡政和氏は立候補の届け出が受理されると、市南部の選挙事務所から地元の市北部に向けて街宣車で出発。途中、夙川や苦楽園などを通り、車内からマイクで支援を訴えた。

 その後、出陣式を生瀬町の拠点で開き、住民や阪神間の市議ら約70人を前に「コロナ対策などの課題が山積している。党利党略の選挙にしてはいけない」と訴えた。午後には南下し、酒蔵通りなどで街頭演説。阪急西宮ガーデンズ前で再び出陣式を開き、立候補の決意を表明した。

 増山誠氏は午前、選挙事務所横で第一声を上げ、維新の県組織の室井邦彦代表らが激励に訪れた。

 出陣式は昼前に阪神西宮駅前で開き、維新の馬場伸幸共同代表や藤田文武幹事長、音喜多駿政調会長ら多くの国会議員が駆けつけた。馬場氏は「現状維持か、新しい政治のやり方で成長を図るか。地方自治はリーダーによって大きく変わる」と訴え、市議補選に立った維新公認の2人も参加した。その後、増山氏は自転車で街頭に繰り出し、スーパー前や公園を巡った。(取材班)

【特集ページ】西宮市長選、市議補選

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