節分の日の3日、兵庫県内各地で鬼払いの豆まき行事があった。しかし、阪神間の一部地域や特有のルーツを持つ人々に聞いていくと「そんなものはいたしません」との声が。豆まきそのものを不要と宣言したり、鬼を外へ払うどころか「鬼は内~」と変わった掛け声をあげたりしている。一体、どういうこと?(村上貴浩、斎藤雅志)
赤、緑、黄色の鬼3体が本堂で暴れ回り、僧侶に大麻(おおぬさ)を振られると、ヘナヘナと弱って改心する。
安産祈願で知られる宝塚市の中山寺で恒例の「鬼やらい」。鬼は「むさぼり」「怒り」「無知」と三つの煩悩を表すとされる。
これは古くから各地に伝わる「追儺式(ついなしき)」に、音楽や寸劇を加えて現代風にアレンジしたものという。そもそも追儺は鬼を払う宮中行事が民間に入り、節分行事の豆まきの起源になったともいわれる。
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しかし、まったく逆の文化を持つ人々もいる。
「鬼はもう退治したので存在しないのが当たり前。豆をまいたら福を追い出してしまうのではないか」
そう話すのは、福井市の渡辺玲於奈さん(30)。親族の教えで、人生で一度も豆まきをしたことがない。
その先祖にあたる人物が、清和源氏の里で知られる川西市の多田神社ゆかりの「渡辺綱」だ。
渡辺綱は平安期に源頼光に仕えた四天王の一人で、力を合わせて丹波・大江山にいた鬼の「酒呑童子(しゅてんどうじ)」を退治したとの伝説を残す。
豆まきに詳しい北海道博物館(札幌市)の学芸員池田貴夫さん(51)によると、確かに渡辺姓には「豆まきをしない家系」が一定数ある。その理由は他にも「渡辺綱があまりに強すぎて鬼たちに恐れられているから」などの説もあるらしい。
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宝塚と川西、隣り合う二つの市で異なる伝承に驚いたら、すぐ南の尼崎市の富松神社では、また別の風習があった。
富松地区では豆をまく時に「鬼は外、福は内」と掛け声をあげつつ、最後は「茨木童子(いばらきどうじ)の里、鬼は内!」で締めくくる。
茨木童子は富松地区で生まれた鬼と伝わり、その容貌から親に捨てられた後、酒呑童子に拾われて子分となる。しかし、実は心根が優しく、両親が病気にかかったと聞けば一目散に駆けつける親孝行な鬼だとされ、今でも富松地区で愛され続けている。
境内に飾られた巨大絵馬には、今年も干支(えと)の寅(とら)と共にその姿が描かれている。
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他にも、北部の三田市では江戸期に三田藩主だった九鬼家に配慮して「鬼は内」と言うのは有名な話。各地での多彩な扱われように、鬼自身も驚いているに違いない。

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