17日に阪神・淡路大震災から27年となるのを前に、「心の傷」をテーマにした授業が兵庫県伊丹市寺本3の花里小学校であった。児童たちは被災地で心のケアに用いられたプログラムを体験。クラスメートとペアになって体を動かすことを通じ、つらい記憶や経験でも、一人で抱え込まず、誰かと支え合う大切さを学んだ。
1人は立ったまま両腕を前に伸ばし、上半身を後ろにひねる。手をぶらぶらと脱力して、もう一度ぐるりと体をねじる。もう1人の役割は、応援。「リラックスして~」「がんばれ~」と声援を受けると、1回目よりも大きくひねることができた。
14日、4年1組の22人が授業で体験したこのやりとりは「リラックス動作法」。2人1組で声を掛け合って体をほぐしながら、そこで生まれるコミュニケーションが心も温める、ということを実感した。
大山以紗さんは「友達にそばで声を掛けてもらうと、安心できたし、やる気が出た。つらいことがあっても、友達とか信頼できる人がいれば乗り越えられそうだと思えた」と話す。
体験前、児童たちが読んだのが「南三陸にさく『はるかのひまわり』」。東日本大震災で被災した宮城県南三陸町-気仙沼市の約50キロに、被災者たちがひまわりを咲かせる物語だ。
津波で家族を失い、大好きな海を見ることができなくなった主人公は、その活動を通じて人とのつながりが生まれ、ひまわり畑の向こうに広がる海に「やわらかいまなざし」を向けることができた。児童たちは主人公の心の動きや、人々が協力して種をまいたことの意味も考えた。
今回の授業は、県の震災・学校支援チーム「EARTH(アース)」に所属する伊丹市内の教員ら4人が企画した。震災などで傷ついた子どものケアを続けてきた県立大学大学院減災復興政策研究科の冨永良喜教授も協力した。
担任の投石悠一教諭は「つらいことから逃げたいと思うのは当然だが、その気持ちと向きあって乗り越えようと挑戦するためには、人とのつながりがどれほど大切かということを実感してもらいたかった」と話す。(大田将之)
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