好日山荘の松本良一社長。「登山人口はもちろん、健康な人も好日山荘が増やしていきたい」と話す=神戸市中央区三宮町1
好日山荘の松本良一社長。「登山人口はもちろん、健康な人も好日山荘が増やしていきたい」と話す=神戸市中央区三宮町1

 赤字続きの危機的状況からV字回復を果たした登山・アウトドア用品店、好日山荘(神戸市中央区)。2022年11月期決算で黒字転換したのに続き、親会社のJPH(東京)の決算期に合わせるため6カ月の変則決算となった22年12月~23年5月期決算も、登山のオフシーズンにもかかわらず、黒字で乗り切った。

 さらに24年5月期の売上高は旧会計基準で94億円(新基準では53億円)、各利益は約3億円を見込む。3期連続の黒字達成が確実となった。

 そして今年6月、創業100年を迎えた。節目の年に新たにチャレンジしたのは、人口当たりの登山者が少ない県への出店だ。