オリンピアン、商社社員、そして日本盛(西宮市)社長。華やかな経歴を持つ森本太郎氏(43)だが、幼少期は引っ込み思案なタイプだったという。
姉が2人いて、末っ子で元々は内気だし、人前で話すのも苦手。経験に育てられ、殻を一つずつ破ってこられました。
ヨットとの出合いもたまたまです。実父が野球をしていた影響で、中学は野球部。でも高校は野球部がイメージと違って。ならば、サッカーやバスケットではなく「全員が初心者から」のスポーツをしようと、部活を見て回りました。ヨット部に行った時、3年の女性キャプテンに一言目に言われたのが「辞めるなら早く辞めて」でした。「教える時間が無駄になるから」って。「辞めませんよ」。反骨精神が顔を出し、入部しました。