■姫路6-0甲陽 姫路は足でリズムをつかんだ。六回に先取した2点には、2盗塁など好判断の走塁が絡んだ。 まずは右前打で出た永井が「ベンチで首が動く回数を見ていた」と相手右腕のけん制前の癖を見透かし、二塁へ。三葉の一邪飛で「一塁手の体勢が悪い」とみるやすかさず三進し、太田の中前打で生還した。「めっちゃ気持ちよかった」と先制打の感触に浸った太田も抜け目なく二盗。井上の遊撃内野安打の間に、一気に本塁を陥れた。 琴丘、飾磨との3校による統合再編で、3学年そろって戦うのは今大会が最後になる。「次も足を使って攻めたい」と永井。OBの美安監督、吉田部長も含めた「オール姫路」で長い夏を描いている。(初鹿野俊)【高校野球特集ページ】こちら【選手名鑑ページ】こちら