■明石商10-2伊川谷 今春の学校統合の影響で2、3年生10人で挑んだ伊川谷。強豪に大敗したが、二回までは2点を先行し、逆転後も失点を少しでも防ごうと3投手が2度ずつ登板するなど諦めない姿勢を貫いた。 単独での出場は今夏で最後の可能性が高い。選手は新チーム発足時から「伊川谷として最後まで」と単独出場を決めていたが、昨年中に選手が14人から10人に減り重い空気に。柴崎監督は「自分たちで楽しく野球を」と自主練習中心に変え、投手攻略なども任せた。少人数ゆえ役割が明確になり、責任感も芽生えて総力戦が当たり前に。今夏は快勝で1勝を挙げた。 一回に中前打で先制劇を演出した1番雨松大和主将は「序盤に先行と、うちの野球はできた。僕たちと伊川谷の集大成の夏に悔いはない」と胸を張った。(伊丹昭史)【高校野球特集ページ】こちら【選手名鑑ページ】こちら