ポストコロナの昨今は、時代や社会の変化を嫌がおうにも感じさせる。老舗の「俳優座劇場」の閉館や、人気音楽雑誌「レコード芸術」の休刊の報は少なからぬ衝撃だが、その歴史の証言者としての重厚な存在感は増すばかりだ。
「レコード芸術」1953年6月号の表紙は、マリアン・アンダーソン。アフリカ系米国人のコントラアルトの歌手で、今では忘却されてしまったが、占領後の翌年にひと月余り日本で演奏旅行をして、各地で熱狂的に歓迎された。
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ポストコロナの昨今は、時代や社会の変化を嫌がおうにも感じさせる。老舗の「俳優座劇場」の閉館や、人気音楽雑誌「レコード芸術」の休刊の報は少なからぬ衝撃だが、その歴史の証言者としての重厚な存在感は増すばかりだ。
「レコード芸術」1953年6月号の表紙は、マリアン・アンダーソン。アフリカ系米国人のコントラアルトの歌手で、今では忘却されてしまったが、占領後の翌年にひと月余り日本で演奏旅行をして、各地で熱狂的に歓迎された。
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