「マイクロ・アグレッション」という言葉を知ったのは、つい最近のことだ。人権に関するとある雑誌で、この言葉がさらりと使われているのを読んだ。特に注釈もなく使われていたので広く使われているのかもしれない。あわててネットで調べてみたところ「偏見や思い込みによる無意識の差別」というような意味らしい。一方で、「黒人だから歌がうまい」など、思い込みによる「誉(ほ)め言葉」がそれにあたる場合もあるという。
兵庫県隣保館連絡協議会は、県内の85隣保館をとりまとめ、人権に関する情報提供や、職員研修の企画運営をするところだ。さまざまな人が集う隣保館の職員にとって知っておくべき貴重な概念に思え、協議会でも研修会をもった。
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