神戸華僑の歴史は古く1868年の神戸開港と同時に長崎、横浜より十数名が神戸へ来たのが始まりでした。国際貿易都市の発展に神戸華僑も寄与してきました。
1890年、神戸にやって来た中国人貿易商、呉錦堂は神戸のマッチを中国に輸出し、その船で中国の綿花を輸入し財を成し遂げました。公益事業にも積極的で、華僑の学校建設や水利事業、社会事業などにも積極的でした。現在のJR舞子駅前にある孫文記念館の移情閣は1915年、呉錦堂還暦の祝いとして建てられました。
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