「昔の女」というと、三歩下がっておとなしく「昔の男」の言うことを聞く…と思われるかもしれない。しかし歴史を紐解(ひもと)くと、現代女性と同じくらいパワフルに活動していた人が少なくない。
例えば天保年間の1836年に生まれた楠瀬喜多(くすのせきた)という女性。彼女は夫に先立たれ、子どももいなかったので自らが戸主として税を納めていた。民権運動にも関心を持っていたが、明治の法の下では、女性には選挙権がない。
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例えば天保年間の1836年に生まれた楠瀬喜多(くすのせきた)という女性。彼女は夫に先立たれ、子どももいなかったので自らが戸主として税を納めていた。民権運動にも関心を持っていたが、明治の法の下では、女性には選挙権がない。
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