毎年終戦記念日が過ぎて秋の気配を感じると、銀座教会の牧師をしていた故鵜飼勇さんから聞いた秘話を思い出す。
76年前の終戦から間もなくして、戦前・戦中ずっと音信不通だった兄が突然、実家に帰ってきた。米軍将校の軍服を着ていた。兄にとって20年ぶりの帰国は、米戦略爆撃調査団(USSBS)の一員としての訪日だった。東京大空襲や広島・長崎への原爆投下の効果を調査して、休みが取れたので、帰宅したのだった。
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毎年終戦記念日が過ぎて秋の気配を感じると、銀座教会の牧師をしていた故鵜飼勇さんから聞いた秘話を思い出す。
76年前の終戦から間もなくして、戦前・戦中ずっと音信不通だった兄が突然、実家に帰ってきた。米軍将校の軍服を着ていた。兄にとって20年ぶりの帰国は、米戦略爆撃調査団(USSBS)の一員としての訪日だった。東京大空襲や広島・長崎への原爆投下の効果を調査して、休みが取れたので、帰宅したのだった。
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