9年前の春、「ランドセルが歩いてる」状態の小1(当時)長男
9年前の春、「ランドセルが歩いてる」状態の小1(当時)長男

春、新学期、保護者にとっても試練の季節。
この2カ月、親としてPTA役員として高校と小学校をひたすら行き来し、正直、めっちゃくちゃ疲れています。
そんな中、子どもの小学校に4月に着任した校長先生が「この学校に来てびっくりしたこと」を学校だよりに載せていました。「そういえば、はじめはいろんなことに驚いたなぁ…」と、何だかこちらも新鮮な気持ちに。

娘は大学2年生になり、「学校の保護者歴」も、気づけば13年目。いつの間にか「学校の当たり前」に染まっていましたが、「親になり、小学校に再会してびっくりしたこと」を8つ厳選(?)して、ランキング形式で発表したいと思います~!

【第8位】全員、水筒持参。
手洗い場の蛇口から直接水を飲んでいた、われわれの小学生時代。ハイ、昭和です。昭和の象徴です。衛生観念の発達した現代の子どもが見たらドン引きでしょう…。
冷えたおいしいお茶を飲めるのが「水筒持参」の利点なものの、忘れたらさぁ大変。子の学校では、コロナ禍を機にセンサー式の蛇口に切り替わり、飲むために上を向けることもできない。夏場は2本持参で、これまた大変。ちなみに子の中学にはウォータークーラーがあり、神戸市の中学では自販機設置も進んでいると聞きます。

【第7位】忘れものをダッシュで取りに帰れない。
出ました、またまた昭和の風景…。わたし自身、忘れ物が多かったのに「優等生」だと思われ、万年学級委員だったのも、家が近くて20分休みにダッシュで帰れていたからこそ。お道具箱やら給食セットやら、日本の小学生は世界的に見ても持ち物が多いとか。時間割を見て毎日入れ替えるなんて、おとなでも難しいことをしているよなぁと実感します。

【第6位】「中学は給食がない」という市町が多かった。
これは、時代と言うより地域性のよう。出身の宮城県仙台市は小中完全給食で、センター方式でした。兵庫県に来て、神戸市などで「中学でも給食を出すか」が取りざたされていて、びっくり。住んでいる西宮市では全校自校給食なのも感激しました。子どもたちに大人気の「きなこパン」は仙台の学校給食にはなく、いつか食べてみたい…!と、あこがれ続けています。

【第5位】「○○さん基準、体操の隊形に、ひらけ!」「ヤー!」
ご存知のかたも多いと思いますが、これも兵庫県特有の文化です。体育の時間の冒頭、このかけ声で広がる兵庫の子どもたち。小さく生まれた長男は、いつも「基準」になっていました。「ひろがれ!」ではなく「ひらけ!」かぁ…と思いつつ、こぶしを突き上げながらの「ヤー!」がかわいく、気分を高揚させる効果もありそうです。

【第4位】教科書、めっちゃ分厚い。
新年度、子どもたちが学校でもらってきた教科書に名前を書くとき、「あれ?」と思いました。こんな分厚かったっけ…?もっとペラペラだった気が…
調べてみると、教科書の厚さはこの20年で2.7倍になったとか。加えて、激重タブレットも毎日持ち帰り。小さな体で岩のような重さのランドセルを背負う1、2年生が心配で、次男を自転車で迎えに行った際は、ほかの子のランドセルも乗せられるだけ乗せて歩くおばちゃんです。

【第3位】放課後、教室に残れない。
昭和を懐かしむコーナーのようになっていますが、わたしたちが小学生のころは帰りの会後も自由に教室に残り、おしゃべりや占い、あやとりなどに興じたもの。今は、「さようなら」と同時に退出を迫られ、教室は施錠。子ども時代、夏休みに花火をするとなったら小学校の校庭でしたが、今そんなことをしたら警察と消防が出動するでしょう…。

その代わり、子の小学校では今春、スタッフの見守りのもと、放課後にランチルームや運動場で遊べる事業がスタート。子どもたちからもママたちからも「うれしい」と聞きます。

【第2位】中学の校則、多い&厳しい。
ポロシャツの第一ボタンは必ず留める。真冬でも、登下校時にコートなどの上着を着てはならない。ハーフアップや編み込み禁止(髪型の話)。教室の中ではブレザーを脱いでもよいが、トイレに行くときもブレザー必須、などなど…

ここ数年でだいぶ緩和されたものの、上2人の中学の校則には驚きの連続でした。わたしの中学時代、上記のようなルールはなく、時代と言うより地域の違いなのか。長男が自由な校風の高校に入った今、あらためて「中学の大量の決まり、なんやったんやろ…」ってなっています。

【第1位】休み時間が5分しかない。
ほんまにびっくりしました。ちゃんと認識したのは、障害のある長男が小学校に入学し、授業に付き添い始めてから。40年前の仙台の学校では、業間が10分、中休みと昼休みは20分休憩(今の学校も、中休みと昼休みは20分あります)。5分でトイレに行って水筒のお茶を飲んで次の時間の用意をして…
む、無理!!これは子どもたちも先生も大変だ!!

わたし自身、忙しすぎる付き添い生活で年に3回膀胱炎にかかり、この驚きをもとに周りのママたちとグループを立ち上げ、教育や子育てを考える今の活動につながっています。

体罰が当たり前だったり職員室にタバコの煙が充満していたり、そんな昭和に戻りたいとは思わないものの、とにかく忙しい、令和の子どもたち。驚きや違和感を忘れずに子どもたちと関わっていかねばなぁと、校長先生の「びっくり」を機に思い直しています。

▽萩原 真(はぎわら まこと)

【降っても晴れても すきっぷびより】は、すきっぷスタッフで元記者の萩原が、3人育児のドタバタや障害のある息子との生活で感じたこと、うれしいことから尽きない悩みまで本音満載でお届けします。