妊娠、出産は母親の仕事。父親にできることはほとんどない-なんて、思っていませんか? 産前産後の女性にとって、パートナーの男性の理解や行動、言葉がけは何より大きいもの。「でも、何をすればいいの」と思われたみなさん、神戸新聞子育てクラブ「すきっぷ」サイトの「専門家に聞く」コーナーにある、パルモア病院産婦人科・志水香保里医師の「読んでおけば安心! 産前・産後『父親マニュアル』」をぜひ参考にしてください。
全パパに読んでほしい、と思ったのが「睡眠の確保や、ひとり時間をプレゼントすることが、母体回復にどれぐらい重要でしょうか」という質問への回答。私自身、出産後何よりつらかったのは、頻回授乳や夜泣き対応で「睡眠がとれない」こと。志水医師が指摘する睡眠不足の重大な影響や、休息を取る際「ママ自身が準備や帰宅後の片付けをしなければいけない状態にはしないで」というアドバイスにも納得でした。
ほかにも「産後うつの発症リスクを減らすためにパパができることは」「(体重管理など)妊娠中に気をつけるよう言われたことに対して、どんなサポートができるか」といった、パパ必見のQ&Aばかり。もちろん子育ては夫婦だけで頑張るものでもなく、公的支援や民間団体など、外の力を借りることも必要です。
18日は「父の日」。「父親マニュアル」で産前産後をともに乗り切り、お父さんたちもぜひ、子育てを楽しんでください。
(すきっぷスタッフ 萩原 真)
2023/06/11(日) 神戸新聞