「ポーチュラカのこぼれ種かな?」と庭に生えてきた謎の植物を大切に育てていたところ、実はただの雑草だった--。そんな勘違いを生んだそっくりな2種類の植物について投稿されたYouTube動画が18万回以上も再生され、話題を集めています。投稿したのは、ガーデニングのYouTubeチャンネル「はこgarden」を運営している、はこさん(@hakogarden)です。
はこさんがこの一連の出来事を「こぼれ種かと思って育てた結果、草生えたwww」というタイトルで投稿したところ、「これは間違える」「自分もやったことある」といった共感の声が相次ぎました。
普段から自宅の玄関前や、その隣の小さな花壇でガーデニングを楽しんでいるという、はこさん。ある日、庭で心当たりのない“謎の植物"を発見したそう。当初は雑草かと思ったものの、これまで庭に生えてきた他の雑草と比べて葉や茎が立派だったため、「何かの“こぼれ種”で生えてきた花かな」と期待が膨らんだといいます 。
はこさんの庭には、厚みのある葉と、ピンクや黄色の愛らしい花を咲かせる園芸品種「ポーチュラカ」が植えられていました。謎の植物の葉がそのポーチュラカとよく似ていたため、はこさんはこぼれ種から育ったものだと考え、「花が咲くのを期待して観察していました」と話します。
ところが、しばらく観察していくうちに「もしかしてポーチュラカじゃない…?」と気づいたそう。なんとその植物の正体は、夏の雑草として知られる“スベリヒユ”でした。「似すぎでしょっ!」と、はこさんは驚きを隠せなかったと言います。
それもそのはず、園芸品種のポーチュラカと雑草のスベリヒユは、同じスベリヒユ科スベリヒユ属の植物なのです。
はこさんは2種類の違いについて、「葉と茎がそっくりで、横に広がって成長する様子も似ていました。ただ、ポーチュラカの方が葉に厚みがあるのに対し、スベリヒユは葉が薄いんです」と説明します。
ポーチュラカがカラフルな花を咲かせるのに対し、スベリヒユは午前中に黄色い小さな花を咲かせるのが特徴です。
どんな花が咲くのかと楽しみにしていたはこさんでしたが、愛情を注いで育てた植物は、残念ながら雑草のスベリヒユでした。スベリヒユが咲かせる黄色い花も見てみたかったそうですが、「通り道の真ん中に鎮座していたので抜いてしまいました」と、少し残念そうに明かします。
今回の出来事を通して、「知らないことがまだまだ沢山あって面白いなと思いました」と語ったはこさん。「ガーデニングは上手くいったり行かなかったり、思いもよらぬことが起きたりもして、日々発見の連続です。リアルな様子を楽しくお届けしていけたらと思います」と、今後のチャンネル運営への意気込みを話してくれました。