官房企画時代、槍穂高を縦走した。一仕事終えては山に行く生活だった
官房企画時代、槍穂高を縦走した。一仕事終えては山に行く生活だった

 1977(昭和52)年5月から警察庁本庁での勤務に就いた。希望調査に、警察全体を見渡せる制度や企画の仕事がしたいと回答したら、官房企画審査官室に配属された。課ではないが課と同じ警察庁組織令に規定され分掌事務を持つ。課との違いは一般の人にはよく分からないだろう(その後も課になったり室になったりと変遷があるので、この連載では単に「官房企画」と呼ぶ)。各省の文書課に相当し、主な仕事は法令審査、警察組織の整備、警察白書の作成、警察法の解釈などだ。