モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第4番」自筆譜(冒頭、リプリント、鈴木秀美氏提供)
モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第4番」自筆譜(冒頭、リプリント、鈴木秀美氏提供)

 暑さもようやく和らいで「芸術の秋」らしい空気になってきた。とはいうものの、芸術は秋だけやっていればよいものではない。音楽のみならず絵でも文学でも、芸術とは人生、生き方そのものなのだから、秋だけ生きるわけにはいかない。秋の夜長にはものを想う時間が増えるということか。あるいは暑くて天気が良すぎてはとてもゲイジュツなど…ということかもしれない。