地域経済について語る市川町商工会の小野康裕会長＝兵庫県市川町西川辺、同町商工会館

　－市川町の産業の現状は。

　「ゴルフアイアン発祥の地として知られるが、会員の業種別では建設業が最も多く、次が製造業。建設業は個人事業主が、製造業は大手の２次、３次下請けなどが多く、町内の商店数はピークの１９８８年から約４０％減っている。大きな産業はなく、現在の会員でも６０代以上が全体の５８％を占める。後継者難で廃業する事業者も多く、５年後、１０年後を見据えた取り組みが急務と感じている」