大林ミカ・自然エネルギー財団政策局長
 大林ミカ・自然エネルギー財団政策局長

 三菱商事が秋田・千葉の3海域、合計170万キロワットの洋上風力発電事業から撤退すると発表した。中部電力の関連会社などと構成するコンソーシアムで2021年に落札した第1ラウンドの案件である。撤退の理由は、資材や建設費の高騰による採算性の悪化だ。国内の供給網が未整備で輸入依存度が高いため、為替変動の影響も大きかった。