11日、スペイン・テネリフェ島から出港するクルーズ船「MVホンディウス」(ゲッティ=共同)
 11日、スペイン・テネリフェ島から出港するクルーズ船「MVホンディウス」(ゲッティ=共同)

 【パリ、ジュネーブ共同】大西洋を航行中にネズミなどの齧歯類が媒介する「ハンタウイルス」の集団感染の疑いが出たクルーズ船「MVホンディウス」の乗客ら122人(日本人1人を含む)の下船が11日、受け入れ先のスペイン領カナリア諸島テネリフェ島のグラナディージャ港で終了した。運航するオランダの会社が明らかにした。

 MVホンディウスは乗組員ら27人を乗せ同国のロッテルダム港に向かった。約5日後に到着の見込み。スペインのガルシア保健相は「スペイン政府は責任を持って使命を果たした。国の誇りだ」と述べた。

 MVホンディウスは10日にグラナディージャ港に到着。乗客らは検査で健康状態に問題はないと判断され下船した。出身国などが手配する航空機で順次帰路に就いた。

 世界保健機関(WHO)は11日、下船したフランス人1人の感染が新たに確認され、感染者は計7人になったと明らかにした。他に2人に感染の疑いがある。別に米国人1人も検査で陽性だったと報じられているが、WHOはさらに分析が必要だとしており、数字には反映されていない。