熊本、大分両県で災害関連死を含め計278人が犠牲となった2016年の熊本地震は16日、2度目の激震「本震」から10年となった。発生時刻の午前1時25分、崩落した熊本県南阿蘇村の阿蘇大橋付近では遺族らが祈りをささげた。熊本市の熊本城ホールでは、県と県内全市町村が、初めて合同で追悼式を開いた。災害の教訓を次世代に引き継ぎ、地域コミュニティー再生など被災地の復興を目指すと誓った。
犠牲者の約8割に当たる223人は避難生活のストレスなどによる災害関連死だった。計4万3千棟超の住宅が全半壊した。最大時計約19万6千人が避難。車中泊避難も相次いだ。
阿蘇大橋付近では、崩落に巻き込まれ亡くなった大学生大和晃さん=当時(22)=の母忍さん(58)が「もうちょっとタイミングがずれていたら、ここを通らずに済んだのかなと思うともどかしく、悔しい」と涙ながらに語った。
追悼式では、木村敬知事が「失われた尊い命と多くの犠牲を、決して忘れてはならない。記憶を風化させることなく、次の世代へと伝えていく」と述べた。
























