自民党本部で開かれた法務部会と司法制度調査会の合同会議=15日午後、東京・永田町
 自民党本部で開かれた法務部会と司法制度調査会の合同会議=15日午後、東京・永田町

 再審制度を見直す刑事訴訟法改正案を審査する自民党の法務部会などは15日、党本部で合同会議を開いた。審理長期化を招く検察抗告を容認する原案に対する異論を受け、抗告後の審理期間を1年以内とすることなどを盛り込んだ修正案を法務省が提示した。抗告禁止を盛り込まず運用上の制限にとどめる内容に、出席議員の多くが改めて全面禁止を主張し、了承は見送られた。司法制度調査会長の鈴木馨祐前法相が再修正を含めた検討を法務省に求めた。

 法務省は20日に検討結果を示す見通し。自民側の了承を得られず議論が収束しなければ国会提出を見送る可能性もある。

 3月下旬に始まった自民内の議論では、検察抗告の是非が最大の焦点になっている。抗告を認める政府案に対し「審理長期化を招く」との批判が続出。「記憶の薄れや証拠の劣化につながる」との指摘も上がった。他の論点でも見直しを求める意見が相次ぎ、鈴木氏が「修正を含めた検討」を法務省に求めていた。

 関係者によると、9項目の修正を付則に盛り込んだ。努力規定や理念的な内容が目立った。